■科の構成

教授/1名  准教授/2名  講師/2名  助教/5名  大学院/2名  臨床助手/1名

■出向先・関連病院

東海大学医学部付属八王子病院、東海大学医学部付属大磯病院、東海大学医学部付属東京病院
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター、国立病院機構 箱根病院、七沢リハビリテーション病院
池上総合病院

■認定医/専門医、指導医の数(出向先・関連病院等も含めた合計)

日本内科学会認定医
日本内科学会指導医
日本神経学会専門医
日本神経学会指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳卒中学会指導医
32 名
15 名
25 名
12 名
13 名
  6 名
日本脳血管治療専門医
日本遺伝学会専門医
日本頭痛学会専門医
日本頭痛学会指導医
日本てんかん学会専門医
  1 名
  1 名
  4 名
  4 名
  1 名

■メインスタッフ

瀧澤 俊也
(たきざわ しゅんや)
所属主任・教授
総合医学研究所長
日本内科学会認定医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
永田 栄一郎
(ながた えいいちろう)
准教授 日本内科学会認定医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本頭痛学会専門医・指導医
馬場 康彦
(ばば やすひこ)
准教授 日本内科学会認定医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
大貫 陽一
(おおぬき よういち)
講師 日本内科学会認定医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本血管内治療学会専門医
山野 光彦
(やまの みつひこ)
講師 日本内科学会認定医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
日本てんかん学会専門医

■診療体制

 神経内科は、脳血管障害、神経変性疾患、神経免疫疾患、神経感染症、認知症、末梢神経障害、筋疾患、頭痛やてんかんなど神経内科領域の疾患を幅広く扱っており、昨年の入院患者数は、713名(本院のみ)でした。中でも、脳血管障害については超急性期の血栓溶解療法や、血管内治療などの最先端の医療が行われ、伊勢原および八王子病院は我が国の医療機関としての最高評価(トリプルA:日経メディカル調べ)を受けています。
 伊勢原の病棟診療は、講師以上のスーパーバイザーのもと、助教、臨床助手および研修医が一つのチームを作り、研修が行われています。また、疾患ごとの専門外来を設けており、より深く各疾患につき研修できる場を設けています。さらに画像カンファレンス、症例検討会、教授回診などで、臨床における教育的指導をするだけでなく、リサーチカンファレンス、抄読会などを毎週行い、各自の研究進捗状況や、最新の知見などを共有しています。また、経験した症例などにつき日本神経学会関東地方会や日本内科学会などの学会での発表の機会を設け、それに対する指導や、その後の論文作成などについてもきめ細かく指導できる体制が整っております。
 八王子、大磯、東京の各付属病院でも伊勢原と同様に専門スタッフが在籍し、チーム医療を中心に充実した教育指導を行っており、臨床助手研修後も引き続き神経内科診療を勉強できる環境が整っています。

■教育体制

 東海大学神経内科では、脳血管障害、神経変性疾患、神経免疫疾患、認知症、神経感染症、末梢神経障害、筋疾患や頭痛、てんかんなど神経内科領域の疾患を幅広く扱っており、大学病院の神経内科としては日本有数の症例数を誇ります。中でも約半数を占める急性期脳血管障害に関しては、血栓溶解療法、血管内治療を始めとする最新の医療が行われています。豊富な症例数、設備、指導医の三拍子が揃っていることから、当科での研修は神経内科専門医を目指す上で極めて有効です。さらに各専門医の指導の下に脳血管撮影、脳血管内治療、筋電図、脳波、経食道心臓超音波、パーキンソン病治療、脊髄刺激療法(SCS)、ボツリヌス毒素(ボトックス)治療、頭痛専門外来、認知症外来、遺伝外来、筋生検、神経生検などの専門的な研修もうけることができます。
 また、八王子、大磯、東京の各付属病院でもハイレベルな診療を行っており、大磯病院および八王子病院は地域の急性期中核病院として、東京病院は首都圏向けの窓口として、活動しています。いずれの病院とも各学会の教育施設ないし教育関連施設に認定されています。希望により関連病院である横浜市立脳卒中・神経脊椎センターや池上総合病院でも同様に急性期疾患を多く経験することができ、さらに国立循環器病センターへの国内留学も可能です。一方、箱根病院では、筋ジストロフィーなどの神経筋疾患や神経難病など、希少疾患を診療することができ、また、七沢リハビリテーション病院では、脳卒中回復期の患者が社会復帰することを支援するという医療も経験することができます。

■研究体制

 平成24 年より新しい体制として、講師、助教のみならず、大学院生、臨床助手も含めた研究グループを作り、研究活動を行っています。
 瀧澤教授を中心とした脳血管障害における再生医療・創薬の研究や、永田准教授の片頭痛、イノシトール・リン酸の基礎的研究、さらに馬場准教授によるパーキンソン病や神経変性疾患、認知症など基礎研究から、新たな治療法の開発などの基礎研究から臨床研究まで幅広く多岐にわたる疾患を対象に研究を進めています。また、神経内科は東海大学総合医学研究所と密接な関連があり、かつ総合大学である東海大学の利点を生かし、他大学では困難な、他科・他施設との共同研究も盛んで、各チームの研究課題・成果は、毎週行われるリサーチカンファレンスにて討論され、さらに日本神経学会、日本脳卒中学会、日本神経治療学会、日本頭痛学会、日本神経科学会、国際脳循環代謝学会、国際頭痛学会、世界神経会議、国際人類遺伝学会、北米神経科学会などで発表し、主に英文論文にまとめています。
特に脳血管障害に関する研究では、基礎の研究室(再生医療科学)や東海大学工学部との共同で、新たな脳梗塞治療の試みとして血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell: EPC)を含む再生アソシエイト細胞を用いた再生医療の研究を行っています。現在マウス脳梗塞モデルにて基礎実験を行っておりますが、臨床研究として、脳梗塞患者を対象に自己再生アソシエイト細胞を脳梗塞患者に移植することにより、脳梗塞の機能的・器質的改善を追求する画期的な脳梗塞治療が、まさに始まりつつあります。さらに脳内血管の形成不全によるモヤモヤ病に関する病因および治療に関して、この再生アソシエイト細胞による研究が成果をあげつつあります。
 また、東海大学医学部神経内科が主体となり、神奈川県内35の医療機関と医師主導の臨床研究「非弁膜症性心房細動を伴う脳梗塞患者の脳内微小出血に及ぼす抗凝固薬の影響に関するPilot臨床観察研究―脳内微小出血を指標とした脳出血リスクの探索的評価―(CMB-NOW)」研究を行っております。脳梗塞または一過性脳虚血を発症し、頭部MRIのT2*画像で脳内微小出血を有する患者において、新規経口抗凝固薬ないしワルファリンが脳内微小出血の進展(発現または多発化)に及ぼす影響を研究しており、新たなエビデンスを世界に向けて発信していくつもりです。
 片頭痛の研究では、片頭痛発症遺伝子の解明を東海大学総合医学研究所や国立遺伝学研究所、金沢大学などと共同で行っています。また、様々な片頭痛薬に関する臨床研究も行っています。
 パーキンソン病の研究では、ニューロモデュレーションという新たな研究分野を開拓し、薬剤治療のみでなく、脊髄刺激療法などのデバイスを用いて治療していくことを積極的に行っております。

■将来展望

 神経内科のコンセプトは、「エビデンスを知り、エビデンスを発する」です。つまり神経内科領域のガイドラインや最新の文献のエビデンスを知りそれを踏まえて臨床に望むこと、更に神経再生・血管再生など先駆的分野で我々自らがエビデンスを発信することをめざしてます。具体的には、当科では、急性期脳卒中というダイナミックな疾患から、神経・筋の難病といったスタティックな疾患、あるいは頭痛、てんかんなどのcommon disease まで幅広く神経疾患について研修でき、設備、指導医、症例数いずれも充実していることから、日本内科学会認定医および日本神経内科専門医の取得は若手医師の必須事項としています。さらに専門的な日本脳卒中学会専門医、日本脳血管内治療専門医、日本頭痛学会専門医、臨床遺伝専門医、日本てんかん学会専門医などの取得も希望があれば可能です。
また、学位は臨床助手のコースを選択した医師にも門戸を拡げており、特に大学院生では4年間での学位取得を前提に指導しています。
 専門医取得後に、希望に応じて国内、海外留学が可能であり、神経内科のスキルを更に高め,世界の第1線で活躍できることを約束します。

    2014年−2015年英文業績

  •  1. Ohnuki Y, Takahashi K, Iijima E, Takahashi W, Suzuki S, Ozaki Y, Nakamura M, Sawano Y, Goto Y, Kita R, Mihara M, Ishihara T, Izumi S, Kulski JK, Takashi S, Takizawa S. Multiple deletions in mitochondrial DNA in a patient with progressive external ophthalmoplegia, leukoencephalopathy and hypogonadism. Intern Med. 53(12): 1365-9, 2014.
  •  2. Mizuma A, Ishikawa T, Kajihara N, Takano H, Endo K, Kawakata M, Nishio H, Horie T, Yanagimachi T, Takizawa S. Dynamic cross-sectional changes of the middle cerebral artery in atherosclerotic stenosis detected by 3.0-Tesla MRI. Neurol Res. 36(9): 795-799, 2014.
  •  3. Nagata E, Fujii N, Hosomichi K, Mitsunaga S, Suzuki Y, Mashimo Y, Tsukamoto H, Satoh T, Osawa M, Inoue I, Hata A, Takizawa S. Possible Association between Dysfunction of Vitamin D Binding Protein (GC Globulin) and Migraine Attacks. PLoS One. 9(8): e105319, 2014.
  •  4. Mizuma A, Kijima C, Iijima K, Goto Y, Honma K, Yasuda T, Tokuoka K, Kitagawa Y, Takizawa S. Relationship between Atherosclerotic Risk Factors and Aortic Plaques in Patients with First-ever Ischaemic Stroke. Heart Lung Circ. 23: 930-935, 2014.
  •  5. Takahashi W, Netsu S, Kijima C, Kajihara N, Moriya Y, Shirasugi Y, Takizawa S. Streptococcus agalactiae infective endocarditis with multiple cerebral hemorrhages: A case report. J Neuroimaging.25:507-509, 2015.
  •  6. Mizuma A, Honma K, Yasuda T, Tokuoka K, Kitagawa Y, Takizawa S. A case of neuromyelitis optica spectrum disorder with atopic factor. Clin Exp Neuroimmunol. 6: 170-171, 2015.
  •  7. Toyoda K, Arihiro S, Todo K, Yamagami H, Kimura K, Furui E, Terasaki T, Shiokawa Y, Kamiyama K, Takizawa S, Okuda S, Okada Y, Kameda T, Nagakane Y, Hasegawa Y, Mochizuki H, Ito Y, Nakashima T, Takamatsu K, Nishiyama K, Kario K, Sato S, Koga M. Trends in oral anticoagulant choice for acute stroke patients with nonvalvular atrial fibrillation in Japan: the SAMURAI-NVAF Study. Int J Stroke. 2015 Jan 12. doi: 10.1111/ijs.12452. [Epub ahead of print]
  •  8. Imazeki R, Amari K, Sekiguchi T, Mochizuki T, Shimizu S, Yamamoto M, Takizawa S, Johkura K. Rapidly progressive dementia caused by a superior sagittal sinus dural arteriovenous fistula: a case report. Tokai J Exp Clin Med. 40(1):22-6, 2015.
  •  9. Niimi K, Nagata E, Murata N, Sato M, Tanaka J, Horio Y, Takiguchi H, Tomomatsu H, Tomomatsu K, Hayama N, Oguma T, Aoki T, Urano T, Abe T, Inomoto C, Takizawa S, Asano K.. Lung cancer associated with seronegative myasthenia gravis. Intern Med. 54(11):1381-4, 2015.
  • 10.Komiyama T, Hirokawa T, Sato K, Oka A, Kamiguchi H, Nagata E, Sakura H, Otsuka K, Kobayashi H. Relationship between Human Evolution and Neurally Mediated Syncope Disclosed by the Polymorphic Sites of the Adrenergic Receptor Gene α2B-AR. PLoS One 10(4): e0120788, 2015HP
  • 11. Takizawa S, Tanaka F, Nishiyama K, Hasegawa Y, Mizuma A, Nakayama T, Kobayashi H, Yanagimachi N, Okazaki T, Kitagawa K. Protocol for cerebral microbleeds during the non-Vitamin K antagonist oral anticoagulants or warfarin therapy in stroke patients with non-valvular atrial fibrillation (CMB-NOW) study: Multisite pilot trial. J Stroke Cerebrovasc Dis. In Press,2015.
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